あなたは先生。あたしは生徒。
「花~ずっどどもだぢだがらね~…。」



号泣する夏希をなだめる健太とあたし。



「高瀬先輩!!ボタンください!!」



わぉ!!



卒業式って言ったらやっぱりコレ!?



「ごめんね、これはなっちゃんにあげるんだよ。」



それを聞いた夏希は更に号泣。



「柏木先輩、ズット好きでした。」



えっ!?



あたしも!?



しかも過去形!?



「ありがとう!!」



夏希が泣きやんでから次に3人で会う日を約束をして家に帰る事にした。



あたしはママを探す。



いない!!



どこ行ったの!?



迷子!?



「花、何キョロキョロしてるの?」

「ママ!!探したのにいないんだもん!!どこに行ってたの!?」

「ちょっとね!!さぁ帰ろうか!!」

「うん!!」



こうしてママと家に帰った。



ケド、ママはすぐ親父の所へ戻って行った。



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