あなたは先生。あたしは生徒。
「じゃあそろそろ解散すっか!!」



大和の一声でみんな寂しそう。



「あっ、お前らにいい事教えてやるよ。」

「何だよ!?中先のいい事って悪い事じゃねぇの?」

「いや、俺にとってはいい事!!」

「何だよ、早く言えよ!!」



みんな大和の方を注目している。



いい事って何!?



その時…。



「花!!」



えっ!?



花!?



柏木じゃなくて!?



大和が急にあたしの名前を呼んだ…。



下の名前で。



クラスのみんなはビックリした顔であたしを見てる。



な、な、な、何!?



「こっちおいで?」



いつも2人の時に呼ぶ感じで大和はあたしを呼ぶ…。



あたしはみんなに注目されたまま大和の元にゆっくり歩いた。



大和のそばに近づくと、大和はあたしの頭にポンッと手を置いた。



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