あなたは先生。あたしは生徒。
へぇ~。



こんな店もあるんだぁ。


あたしは今駅前をふらふら探索中。



駅前は少し栄えていて生活するには困らなそうだった。



げっ!?



もうこんな時間じゃん…。



そろそろ帰ってご飯にしよう!!



時計を見ると既に19時を回っていたので帰る事にした。



今日もコンビニかぁ…。



あたしは料理ができない。




家ではママが作っていたし、これからはばぁちゃんが作ってくれると思ってたから。



そんな事を思いながら家路についていると、



『ONE』



と書かれたいい感じのバーを発見!!



何故か無性に気になり、入ってみる事にした。



「いらっしゃい」



お店の中はとてもおしゃれで薄暗く、なんとも言えない雰囲気が漂っていた。



オレンジ色の照明が程良く照らす店内に、来たばかりのあたしは既に酔ってしまいそうだった。



「どうぞ?」



お店の中を見渡すあたしにマスターが声をかける。



その言葉に現実に引き戻されたあたしはカウンターに座った。



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