泣き顔にサヨナラのキス
 

 
孝太はいつものように、あたしを抱き抱えてベッドにそっと落とすと、上半身裸になった。


引き締まった身体のラインに見惚れてしまう。


「カナ、好きだよ」


「うん」


そう言うと孝太は、キスをしながら、器用にあたしの下着まで脱がしていく。


目を閉じて、孝太の息遣いを感じていると、ふと脳裏に浮かんだランチでの出来事。


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