いじめられっ子と物の怪憑き少女



一番下まで落ちると、ドーンと最後に大きな音がして、シーンと静まり返った。



「大丈夫ですか?」



静まり返ってすぐに、障子がスパッと切れのいい音をさせて開いた。



「大丈夫やでー、沙紀ちゃん」



心配そうな顔をして出てきたのは本田沙紀ちゃん。



「そうですか」



ホッとした顔をするとすぐに「朝ごはん食べましょう」と言って台所へと戻って行った。



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