いじめられっ子と物の怪憑き少女



「辰美なにしてんの?」



泣きながら、みそ汁の零れた所を拭いている辰美に聞いているのが水野由紀斗。



「みそ汁がー」



泣きながら辰美が由紀斗に縋り付く。



「ちゃんと拭いておいてよ」



そんな辰美を無理矢理剥がすと、辰美は渋々また拭きだした。






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