大切なこと。
「はぁーさっぱり!准次どうぞ!」
「ちぇー俺も一緒に入りたかった。」
准くんはよほど寂しかったのか少し拗ねていた。
「かわいいでしょ?准。」
「うん。なんか憎めないって感じ。」
そういいながら咲にもらったりんごジュースをのんだ。
「そういえば!神谷くんはまだ帰ってこないの?」
もう11時くらいだった。
「いつもだよ。女の子と遊んで帰ってくるの…多分もうすぐ…」
ガチャ。
「ただいま。」
「おかえり。奏ちゃん。」
「こんばんは。おじゃましてます。」
控えめに挨拶を…
「おう。」
軽く返事をしてお風呂に向かっていった。
「あっ准が入ってるよー?」
咲の声に軽く頷いて神谷くんはお風呂に入っていった。
「今日は機嫌わるし。」
ボソッと咲がつぶやいた。あえて触れないようにしよ。
「奏ちゃん機嫌わるいから二人待っててもつまんないし寝る?」
咲が言ってきた。
特にしたいこともなくって私は軽く頷いた。