since.0706
「じゃねーっ!」
笑顔でみんなと別れ
いつもみたいに家に
続く慣れた道。
ただひとつ違うこと。
後ろに足音がきこえる。
怖い。怖いよ。
家への曲がり角を
曲がろうとしたその時。
「ねぇ。」
肩を掴まれた。
「な...んですか?」
恐る恐る振り向くと
さっきマックでみた
チャラチャラした男が
立っていた。
「メアド教えて?」
チャラ男が言った。
私は面倒臭かったんで
メアドを教えたら
何事もなかったように
仲間と帰っていった。
こいつのせいで
何もかもが変わっていく
出逢わなければ良かった
あの頃の私はきっと
そう思うだろう。