友達か好きか。

「夢雨と珠樹最近出かけてないんなら今日行ってきなよ?」

…夢雨が羨ましい。
私も珠樹と一緒にいたい。

「あぁ。でも、赤一人残すのは無理だわー。だーかーらー!男子三人でいってきな!」

けらけらと笑いながらも、珠樹は私にも優しく笑いかける。

「赤うちらは学校ブラブラしよーぜ。」

「うん!じゃー!夢雨と悠太くんばいばい。」

私、珠樹しか見えてない。

「好き・・・。」

「え?何?」

…私なに言ってんだ。

「いや、悠太くんみたいな人好きだな~って!」

私…珠樹が好き?
ありえない。

女どうしだし。

「赤なんか、変だよ?」

「え…。ごめん。珠樹またね。」

なんで、はしってんだろう・・・。
珠樹を好きだってばれたから?
私が馬鹿だから?


自転車さん…これは珠樹が友達だって証ですか?






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