ゆーらぶみー!?
「そんなの...選べるわけないし」
だって2人はかけがえのない人だから...
愛菜も敬人も瑠貴も失いたくない
バカだって笑われても絶対譲れないんだ
「選べねえの?」
瑠貴の冷たい声
「だって...2人は大切な人だから...」
「...そうか」
「俺、帰るわ。姫、月曜日は学校来いよ」
「あ、うん。今日はありがと」
敬人は帰って行った
...気まずい...
瑠貴は俯いたまま何も言わない
敬人が持って来てくれたコーヒーを飲み干してしまった
何か話してくんないの?
「...瑠美にとって」
「え?」
ようやく声を出した