ウサギとオオカミ~他校のアナタ~









―――――――――――――――……






「着いたよ。」




「ん。」




私たちはバスを降りた。



「……あ、ここでいいよ。ありがと。」




「んーん。ダメ。」




「だ、ダメって言われても…。」




家まで付き合わせちゃうと悪いし…。




「夜だし、危ない。」



「…大丈夫だよ!」




色気なんてないし、顔だってたいしたことない。




それでも送ると言って聞かない永澤くん。






< 11 / 103 >

この作品をシェア

pagetop