ウサギとオオカミ~他校のアナタ~











「もう!天狼先輩!私の部屋行きますよ!」





「え…うん。」





私は天狼先輩を引っ張った。




「あれ…。」




天狼先輩が止まった。




不思議に思って振り返ってみると……




「わかってますって。」




お兄ちゃんと天狼先輩がコソコソ話をしていた。





「どうしたの?」




「………んーん。なんでもない。」




「…………?」




「はいはい歩いてー。」








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