ウサギとオオカミ~他校のアナタ~
何ですか、この人たち…。
「え、えっと…。」
なんか恥ずかしくなってきちゃった…。
ペアリングって嫌じゃないのかな。
「癒兎?」
「い、いらなかったら捨ててくれて大丈夫です!」
そう言って小さな箱の中に入ったペアリングを渡した。
「開けていい?」
「はい…。」
「魁斗…近い…。」
中身を見たかったのか、村上先輩は天狼先輩の後ろにいた。
「え、ごめん。」
なんていってるけど、全然退こうとしない。