ウサギとオオカミ~他校のアナタ~
◆琉威クン――
「ん、バス着たよ。」
永澤くんの一言で私はすぐにバスに乗った。
「席1つしか空いてないね……。いいよ!座って!」
「……いい、癒兎ちゃん座って。」
「遠慮しないでいいよ?」
「…レディーファースト。」
そういわれるとなんとも言えない……。
「あ、ありがとう///」
こんな私を女の子だって思ってくれてる事が嬉しかった。