夜空すきですか。
大荒れの空。
「ゆいー!!」
朝いつものように
通学していた。
いつも始業ギリギリに
来るはずなのに、
珍しく杏奈と会った。
「めずらし…」
どうかしたのだろうか
まさかオールして
一睡もしてないからなのかな
杏奈が学校に
余裕を持ってくるなんて
嵐がくる…!!!
「なによそれ。」
「ビックリした顔しないでよねー」
「あたしはいつも通りです!!」
そういって
ニッコリ笑った。
それでもわたしは
何かあったとしか思えなかった。
「明日は確実雨だね(笑)」
けれども
深入りだけはしなかった。
人には知られたくない事が
必ずある。
踏み込んでほしく
ないことだってある。
だからわたしは
あえて深入りしなかった。