夜空すきですか。



ドアをなるべく
音をたてないように
開けたつもりだったが、

いっきにみんなの視線が
こちらに集中した。





あまりたち歩いている
人はいなくて


ほとんどの生徒が
自分の席についていた。






(うわー、空気が…)


その場の落ち着きすぎている
空気にとまどう私だったが



ふいに
誰かが私の名前を呼んだ。









「優衣じゃん!!」


その声のさきには…











「…琉花!!」

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