まんまる、おかあさん ほかほか、お父さん。



ほんのちょっとミルクティーがぼくの口に入る。



ミルクの甘い香がぼくをまた幸せにしてくれる。



でも、お母さんが体調を崩すと



ぼくも体を縮こませる。



ごめんね。ごめんね。 ってお腹をさすりながら謝るお母さん。



ぼくは夢の中に溶け込んでゆく。



だんだん窮屈(きゅうくつ)になるぼくのお家。



足を伸ばしてみようと頑張っても少し無理があるんだ。



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