群青の月
同僚なんて、信用するもんじゃないな……


同志だと思っていた。


仲間だと思っていた。


何よりも、大切な友達だと思っていたんだ。


だけど…


そんな風に思っていたのは、自分(オレ)の方だけで。


相手にとっては、俺なんてただ利用する為だけの人間でしか無くて。


そんな事にも気付かずに相手の事を友達だと思っていた自分が、酷(ヒド)く滑稽に思えた。


もういっその事、こんな会社なんて辞めてしまおうか……


何なら……


ここから飛び降りてみようか……


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