群青の月
思えば、この会社に入社した日から今日まで、毎日がむしゃらに頑張って来た。


上に行きたくて、誰にも負けないくらいの実力を付けたくて…


睡眠時間を削り、たまの休みを返上して、仕事に打ち込んで来た。


入社した時点で1年以上も付き合っていた女とは、それが原因で別れてしまうくらいの擦れ違いが生じてしまっていた。


だけど…


それでも、俺は振り返らずに必死になって頑張って来たって言うのに…。


こんな風になった今は、全てを仕事に捧げて来た過去の自分(オレ)を、ただのバカだとしか思えなかった。


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