群青の月
寝れる訳ないじゃん……
そんな風に思っていた。
だけど…
あたしの体を固定する冬夜の腕が、すごく温かくて。
その温もりに包まれているうちに、少しずつ瞼が重くなっていった。
きっとこうなったのは、こんな風に人の体温を感じたのが久しぶりだからで…
決して、冬夜の温もりがさっきまで感じていた猜疑心を薄れさせたから、とかじゃない。
睡魔に包まれながらも、また言い訳を探す自分に呆れてしまったけど…
そのうちそんな事すら考える余裕も無くなって、ゆっくりと夢の中に落ちていった――…。
そんな風に思っていた。
だけど…
あたしの体を固定する冬夜の腕が、すごく温かくて。
その温もりに包まれているうちに、少しずつ瞼が重くなっていった。
きっとこうなったのは、こんな風に人の体温を感じたのが久しぶりだからで…
決して、冬夜の温もりがさっきまで感じていた猜疑心を薄れさせたから、とかじゃない。
睡魔に包まれながらも、また言い訳を探す自分に呆れてしまったけど…
そのうちそんな事すら考える余裕も無くなって、ゆっくりと夢の中に落ちていった――…。