群青の月
このマグカップを手に取ったのは、何となくだった。
たまたま目に付いたこれを見た時、柚葉の顔が浮かんで…
勝手に彼女専用にする事に決めて、すぐに購入した。
「今日も仕事だったのか?」
「当たり前でしょ」
柚葉は眉を寄せながら答えた後、コーヒーを飲んだ。
「そうだよな……」
彼女が体を売る事以外にも仕事をしている事を聞いたのは、つい一昨日の事…。
プライベートな事はほとんど答えてくれなかった柚葉が、一昨日になってやっと少しだけ自分の事を話してくれたんだ――…。
たまたま目に付いたこれを見た時、柚葉の顔が浮かんで…
勝手に彼女専用にする事に決めて、すぐに購入した。
「今日も仕事だったのか?」
「当たり前でしょ」
柚葉は眉を寄せながら答えた後、コーヒーを飲んだ。
「そうだよな……」
彼女が体を売る事以外にも仕事をしている事を聞いたのは、つい一昨日の事…。
プライベートな事はほとんど答えてくれなかった柚葉が、一昨日になってやっと少しだけ自分の事を話してくれたんだ――…。