群青の月
柚葉の時間を初めて買った日の、翌日――。
『用事があるから』と言って帰ろうとした彼女を、俺はまたしても引き止めた。
「今夜も来て欲しい」
そう言った俺に、柚葉は怪訝な顔をしたけど…
「もちろん、条件は昨日と同じで構わない。セックスはしないけど、ちゃんと三万は払うから」
間髪を入れずに条件を告げると、彼女は少しだけ考えるように俺を見つめた。
それから程なくして、無言で頷いて承諾してくれた。
正直、柚葉が本当に来るのか不安だったけど、彼女は自分から指定した21時過ぎになると、当たり前のようにやって来た。
『用事があるから』と言って帰ろうとした彼女を、俺はまたしても引き止めた。
「今夜も来て欲しい」
そう言った俺に、柚葉は怪訝な顔をしたけど…
「もちろん、条件は昨日と同じで構わない。セックスはしないけど、ちゃんと三万は払うから」
間髪を入れずに条件を告げると、彼女は少しだけ考えるように俺を見つめた。
それから程なくして、無言で頷いて承諾してくれた。
正直、柚葉が本当に来るのか不安だったけど、彼女は自分から指定した21時過ぎになると、当たり前のようにやって来た。