群青の月
この関係がずっと続くのなら、このままでも構わないのかもしれない。


だけど…


いずれ終わってしまうんだって事を確実にわかっているから、もうここには来ない方がいいって思う。


だって…


あたしはこの関係が終わってしまえば、また体を売らなければいけない。


それは、あの苦痛で汚らわしい行為をまた受け入れなければいけない、って事…。


冬夜とこんな関係になるまでは、それが当たり前だったからちゃんと出来ていた。


それなのに…


微温湯に慣れた今はもう、あの行為に耐えられない気がしているんだ…。


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