群青の月
ふと、散乱しているビンから零れた日本酒が、キッチンの真下のフローリングを濡らしている事に気付く。
仕方なく、傍に置いてあったタオルでそこを拭いた。
食べ散らかしたままの部屋に、住む為のスペースなんて無い。
8帖分のスペースのあちこちに、さっきまで母が飲んでいたアルコールの缶やビンが転がっている。
あたしはやり場の無い感情を押し込め、散らかった部屋を片付け始めた。
「マジで何なの……」
どうして、あんな人が母親なの……?
こんな時はいつも、そんな思いが心を支配していた――…。
仕方なく、傍に置いてあったタオルでそこを拭いた。
食べ散らかしたままの部屋に、住む為のスペースなんて無い。
8帖分のスペースのあちこちに、さっきまで母が飲んでいたアルコールの缶やビンが転がっている。
あたしはやり場の無い感情を押し込め、散らかった部屋を片付け始めた。
「マジで何なの……」
どうして、あんな人が母親なの……?
こんな時はいつも、そんな思いが心を支配していた――…。