群青の月
「アイスでも食うか?昨日買ったやつ、まだあるぞ」
出来るだけ明るく振る舞おうと笑顔を向けてみたけど、柚葉は俺を一瞥しただけで何も言わなかった。
そんな彼女の様子から、やっぱり何かあったんだと確信する。
だけど…
たぶん、その“何か”はバイトの事じゃない。
これまでだって、バイトのせいで柚葉の機嫌が悪い事はあったけど…
そんな時はいつも明確な苛立ちを見せ、ひたすらタバコを吸っていた。
それなのに、今の柚葉はそんな様子を見せる訳でも無く、いつものように悪態をつく事すらしないから…。
出来るだけ明るく振る舞おうと笑顔を向けてみたけど、柚葉は俺を一瞥しただけで何も言わなかった。
そんな彼女の様子から、やっぱり何かあったんだと確信する。
だけど…
たぶん、その“何か”はバイトの事じゃない。
これまでだって、バイトのせいで柚葉の機嫌が悪い事はあったけど…
そんな時はいつも明確な苛立ちを見せ、ひたすらタバコを吸っていた。
それなのに、今の柚葉はそんな様子を見せる訳でも無く、いつものように悪態をつく事すらしないから…。