群青の月




過去を知られたくなくて、いつも出来るだけ距離を置くようにしていた。



そんな風に思う“理由”は、“愚かな馴れ合いに慣れてしまう事が嫌だから”で。



何よりも、自分の中の自尊心(プライド)を守る為だって思っていた。



だけど…



本当は、“そんな事”が“理由”じゃなかったんだ――…。




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