群青の月
あたし……


どうして、あんな事言ったんだろ……


ジワジワと生まれた後悔の念が、自分自身にその理由を問い掛ける。


体調を崩してばかりで苛立つ最近のあたしを、冬夜はいつも看病してくれた。


あたしが少しでもラクになるように、ずっと気遣ってくれていた事だって知っている。


そんな日々の中で、冬夜と馴れ合うつもりなんて無いって思いながらも…


正直、彼に対して少なからず感謝の気持ちを抱いていた。


それなのに…


あたしが吐いた台詞は、そんな感情とはまるで真逆の物だった。


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