群青の月




夜になると、街を包み始める人工的なネオンが嫌いで。



いつも憂鬱で、苦しかった。



綺麗だとは思えない目映(マバユ)い光に、毎晩のように埋もれていたあの頃…。



飢えた獣のような瞳を見せる、アンタと出会ったんだ――…。




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