群青の月
リビングに並べられた器には、卵色の雑炊が入れられていた。
色んな感覚が鈍っているのか、今は空腹感があるのかどうかすらわからないけど…
椅子に座らされて食べるように促されると、その通りにする。
体のどこかにコントロール用のスイッチがあるのかと思う程、あたしは冬夜に従順になってしまっていた。
今までの自分(アタシ)なら、きっと抵抗や反抗をしていたに違いない。
だけど、今は抵抗する気になれないどころか、何も考えたくなくて…
ただ冬夜に指示を与えられるがまま行動して、日々の生活を送っていた。
色んな感覚が鈍っているのか、今は空腹感があるのかどうかすらわからないけど…
椅子に座らされて食べるように促されると、その通りにする。
体のどこかにコントロール用のスイッチがあるのかと思う程、あたしは冬夜に従順になってしまっていた。
今までの自分(アタシ)なら、きっと抵抗や反抗をしていたに違いない。
だけど、今は抵抗する気になれないどころか、何も考えたくなくて…
ただ冬夜に指示を与えられるがまま行動して、日々の生活を送っていた。