群青の月
ベッドに入るのは、髪を乾かして貰った後すぐの事…。


クーラーの機械音を聞きながら、ベッドに横になる。


一日中ぼんやりと過ごしていると、夜になっても眠気を感じる事が無くなって来るけど…


それでも何かをする気力も無くて、体をベッドに預ける以外はする事が無かった。


そうして過ごしていると、そのうちシャワーを浴びた冬夜がベッドルームに入って来る。


同じベッドで眠る事が、今はもう当たり前のように感じつつある。


そして…


冬夜があたしの隣で眠る事に、心のどこかで安堵感を抱いている自分(アタシ)がいた。


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