群青の月
トーストと目玉焼きだけのシンプルな朝食に、二人で無言のままかじり付く。
柚葉はすごく食が細いけど、好き嫌いはあまり無いらしい。
一応、出した物はある程度は食べてくれる事に、俺は毎回ホッとしていた。
「今日は買い物でも行くか?」
俺を一瞥した柚葉は、何も答えずにアイスコーヒーのグラスに口を付けた。
「いい加減、何か喋ってくれないと切ないんだけど……」
ため息混じりにポツリと呟いたのは、俺の本音だった。
だけど…
柚葉は、やっぱり何も言ってくれなかった。
柚葉はすごく食が細いけど、好き嫌いはあまり無いらしい。
一応、出した物はある程度は食べてくれる事に、俺は毎回ホッとしていた。
「今日は買い物でも行くか?」
俺を一瞥した柚葉は、何も答えずにアイスコーヒーのグラスに口を付けた。
「いい加減、何か喋ってくれないと切ないんだけど……」
ため息混じりにポツリと呟いたのは、俺の本音だった。
だけど…
柚葉は、やっぱり何も言ってくれなかった。