群青の月
不安に揺れるのは、すっかり弱気な自分(オレ)。


だけど…


もし俺達の間にある見えない壁を壊せる可能性が少しでもあるのなら、不安の先にある扉を開ける価値は必ずある。


“リスクにだって立ち向かう”……


それは、仕事人間だった過去の自分が、ずっと座右の銘にして来た事だ。


リスクに立ち向かう時の恐怖心に打ち勝つ為に必要なのは、ほんの少しの勇気。


突き進むのは、得意分野だっただろ……?


俺は心の中で自分自身に言い聞かせ、二人を阻む壁を壊す為に、まずは“見えない扉”を開ける決意をした――…。


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