群青の月
「仕方ないだろ。この時間だと、ファミレスくらいしか開いてなかったんだから……」
尤(モット)もな理由だし、それがわからない訳じゃない。
それでも、やっぱり何となく腑に落ちなかった。
だけど、自分の中の感情を上手く処理出来ないあたしは、考えるのを諦めてメニューに視線を落とした。
色鮮やかな写真達に、食欲を掻き立てられる。
「決まった?」
どこか楽しげな冬夜を無視して、メニューを次々と捲ってみたけど…
お腹が空いているからなのか、どうしても食べたい物を一つに絞れなかった。
尤(モット)もな理由だし、それがわからない訳じゃない。
それでも、やっぱり何となく腑に落ちなかった。
だけど、自分の中の感情を上手く処理出来ないあたしは、考えるのを諦めてメニューに視線を落とした。
色鮮やかな写真達に、食欲を掻き立てられる。
「決まった?」
どこか楽しげな冬夜を無視して、メニューを次々と捲ってみたけど…
お腹が空いているからなのか、どうしても食べたい物を一つに絞れなかった。