群青の月
冬夜の提案で、コンビニで二個入りのチョコレートケーキを買ってから、ファミレスに向かった。
「これ、腐らない?」
「夏じゃないんだし、大丈夫だろ」
「でもエアコンとか入ってると、意外とダメだったりするじゃん。てか、帰る前に買えば良かったのに……」
「あぁ、それもそうだな」
特に気に留める様子も無く呟いた冬夜が、ニッコリと笑った。
「まぁ念の為に、さっさと食って帰るか」
彼の言葉に頷いた後、あたしは人生でまだ数回しか来た事が無いファミレスのメニューに視線を落とした――…。
「これ、腐らない?」
「夏じゃないんだし、大丈夫だろ」
「でもエアコンとか入ってると、意外とダメだったりするじゃん。てか、帰る前に買えば良かったのに……」
「あぁ、それもそうだな」
特に気に留める様子も無く呟いた冬夜が、ニッコリと笑った。
「まぁ念の為に、さっさと食って帰るか」
彼の言葉に頷いた後、あたしは人生でまだ数回しか来た事が無いファミレスのメニューに視線を落とした――…。