群青の月
「……いい加減にしてよっ!!」


振り絞った声を荒げても、母はあたしを真っ直ぐ見つめたままで…


その姿に、何だか死への覚悟を見せ付けられた気がした。


それでも、あたしが母に言いたい事はたくさんある。


「今更謝られたって、アンタにされた事は許せないっ……!何より、アンタがして来た事は立派な犯罪なんだよ!」


「うん……」


「死ぬ間際になって謝罪なんかされたって、あたしが許せる訳ないじゃんっ!!」


心の傷も体の傷もあまりにも深過ぎて、きっと元には戻らない。


だけど…


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