ひとつの想い
なんで?なんでなんで?どうして?徹くん・・・
もう、逢うことないって思ったのに・・・・嫌っ、怖い

「麻美~薫ちゃん読んでるよ~?」
「えっ、あ、何?」
「平岡さ~ん?」
「はいっ!!!!!」
「大丈夫?さっきより顔色悪くなってるわよ~!!寝不足だったりして?まぁいいけど・・・本田くん?・・・・・・・」
「どした~?薫ちゃんの言うとおりだ!!!顔色悪いよ引きつってるって言うの?大丈夫?」
「う・・ん大丈夫だよ!!あははは」
「変!!!さっきと違う・・・」

そういってあたしの顔をのぞきこむ彩・・・だって、隣の席の人ってあの徹くんだよ。
なんで彩、気づかないの?それに徹くんもあたし達の事忘れてるみたいだし・・・そりゃあ2年も経つと忘れるだろうけど2人とも鈍くない?なんか、1人であせってる・・・

いきなり麻美の席に黒い影に被われた・・・
「平岡さん?ほんとに大丈夫?何回呼んでも返事無いし・・・とにかく、池崎くんに教室教えたりとかしてねよろしくね!!!」
「は・い!!!がんばります」
ふと、池崎くんを見ると微笑んで
「よろしく!!!平岡さん!!!!」
「よろしく・・・」

どうしよ・・・なんであたし隣なんだろ不安で不安で無理だぁ!!!
それに、薫ちゃんもなんであたしになんでも任せるかな~男子に頼むでしょ普通!!!
これからどうなるだろ・・・

窓の外の曇り空がなぜか余計に頭の中をモヤモヤさせた。
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