愛姫
指名
次に目を覚ますといたのはベッドの中だった。
「ぁ・・・・」
起きた瞬間に夢ではないことを知る。
ドアがノックされた。
「は・・・・はぃ・・・・」
「ユア様。おはようございます。朝食と着替えをお持ちいたしました」
アロが表情なく入ってきた。
「ぁ・・・ありがとう・・・・」
「ユア様、昨日のことくらいで意識を飛ばされては困ります」
朝食を装飾の施された机に移す。
「でも・・・なんで・・・あの人が・・・」
「ここではノディア様が全てなのです。そのような常識はありません。ユア様、こちらへ」
アロの言うがままに動くとドレスのファスナーをおろされた。
「ぁ、アロ!!?何してるの!??」
「着替えにございます。動かないでください」