愛姫
側室
ユアが王族の正妃になってしばらくたつ日。
あれからノディアとは夜に何度か溺れただけだった。
昼間は王としての勤務があり、ユアは自主的に近づかないようにしていた。
邪魔になりたくないから。
そんな退屈をしていた昼間にユアは顔を引き攣らせた。
頭で理解できない。
「・・・・ノディア様の・・・側室・・・?」
目の前にいる綺麗な空色の髪をした女性はにこやかに笑う。
「はい。ノディア様の側室になります、ミローネと申します。」
側室って何・・・?
「・・・・ぁ・・・ユアです・・・」
ノディア様は王様なんだから当たり前だけど・・・・、だけど、ミローネ様は姫候補にはいなかった・・・・。
どうゆうこと・・・・?