愛姫



ノディアの視線はミローネにあった。




まるで見せ付けているように涙を舐める。




ユアもそれに気がつきミローネを見ると、屈辱からか怒りをあらわにしていた。




怒っても綺麗なミローネに睨まれたユア。




怖い・・・・。




無意識にノディアの服にしがみついていた。




「・・・なんだ、俺とくっつきたいのか?」




クスりと笑うノディア。




「・・・・っ」




そんなつもりではないが近くにいたいのは確かだった。




ノディアはユアを抱き上げると部屋を出た。




そのままついたのはノディアの部屋。




これから起こることはだいたいわかる。




まだ昼間なのに・・・・。




ベッドに崩れこむノディアとユア。



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