愛姫



「そう」




水色の瞳が面白いというように笑う。




「だからユア、今から買いに行くぞ」




手を握られるユア。




「・・・ぇ・・・・」




ノディア様に近づくなって言われてる・・・・。




「・・・今日しかないだろ、明日から戦なんだからな」




・・・・そうだ。




今日謝らないと戦が終わってからになる。




「・・・・行く・・・・」




ユアが小さく呟いた。




にんまりとディジュドが笑う。




「サラもお供します!!!」




サラがディジュドとユアの間に割り込む。




「・・・お前・・・ノディアの妹か・・・?」




サラは頷く。




「・・・ふ、嫌みなとこがよく似ている」



< 139 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop