愛姫
信頼



「・・・ぅ・・・ん・・・」




ノディアの腕の中、ユアは目を覚ました。




深く眠るノディアの寝顔が見える。




・・・私だけしかしらない・・・。




・・・それにしても・・・今何日たったんだろう・・・。




あの日以来起きては起きてはノディアが離してくれない。




ユアが抜け出そうとする。




「・・・ユア」




「ぁ・・・ノディア・・・」




ノディアはユアを引き寄せた。




「・・・ノディア・・・いい加減に・・・何日経ってるの・・・」




「今日で三日目だろう?」




「・・・ん・・・」




「まだ離したくない」




「・・・・お仕事・・・・」




・・・・・
・・・・
・・・
・・






「・・・ふぁ・・・・」




ユアがしばらく説得するとノディアは渋々仕事に戻る。




「ノディア様、ご機嫌が宜しいようですね」



< 178 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop