愛姫



クスリと笑うと、ノディアはユアを抱きしめた。




「ノディア?」




「お前の全部が愛おしい」




ノディアの言葉に顔が熱くなるユア。




膝の上に座らされる。




するとキスが何回も降ってきた。




ユアは必死にノディアにこたえる。




その様子にノディアはいっそう笑みを深めた。




・・・・
・・・
・・





次の日。




ユアは城下街に来ていた。




「あれは何?」




ユアは興味津々に護衛の人に聞く。




「ユア様、はやくお戻りにならないと王がお怒りになります」




ノディアにははやく戻るよう言われていた。




「ぅ、うん」




ユアが素直に帰ろうとした時だ。



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