愛姫
いきなり強い力で引っ張られた。
「!!!???」
口の中に布を詰め込まれた。
知らない男の人が数人見えた。
「はやくしろ」
「藍色の髪、間違いない」
暴れてもビクともしない。
護衛も気づかない。
「ん、んんー!!!」
「うるさい」
腹部に痛みがあったと思ったら、意識が遠のいていった。
ノディア・・・助けて・・・。
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「ん・・・」
目が覚めると知らない部屋だった。
「・・・ぁ」
連れ去られたのを思い出して部屋の扉に手をかける。
開かない・・・・。
どうしよう・・・・。
急に不安になってきた。
「・・・・」
すると、扉が開いた。
「・・・ほう、まだ子供だな」
知らない金髪の男の人が入ってきた。
反射的に後ずさりする。