愛姫
ドアがノックされた。
「ユア様、失礼いたします」
アロが無表情で入ってきた。
「夕食はノディア様と他の姫たちと広間でとることになっておりますのでご移動を。」
アロの言葉に素直に立ち上がる。
「・・・」
アロについていく。
来たことのない広い部屋には物凄い数の食事が並んでいた。
私は一番すみの席に座ろうとした。
するとコツンと誰かの足に引っ掛かって転んだ。
クスクスと笑い声が聞こえる。
怖いよ・・・・。
アロはまたいなくなってるし・・・・。
私は立ち上がって席についた。
ノディア様が出てくると雰囲気が変わった。
「俺は中々ここにはこれないが姫たちよ存分に楽しむがよい」