愛姫



「・・・」




アリルがユアを見た。




何かを思い付いたように怪しく笑った。




アリルに担がれたまま城を出た。




「ノディア!!!こいつが見えるか!!!」




ぇ・・・・ノディア・・・・!!!?????




「ユア!!!!!!!」




視界に映るノディア。




「・・・・ノディア・・・・」




何故。




「こいつを殺すぞ。」




首筋に剣の先がつく。




「・・・!!??」




・・・ノディア・・・の迷惑になってる。




・・・・ノディア。




「・・・アリル、貴様卑怯だ!!!」




「卑怯もないだろう」




クククと笑うアリル。




何とかしなきゃ・・・・。




アリルのユアを担ぐ腕の力が弱まる。




ノディアに気をとられていた。




・・・・。




ドン!!!!とユアはアリルの腹部を蹴った。




それと同時にユアの身体が床に落ちる。



< 191 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop