愛姫
「・・・」
アリルがユアを見た。
何かを思い付いたように怪しく笑った。
アリルに担がれたまま城を出た。
「ノディア!!!こいつが見えるか!!!」
ぇ・・・・ノディア・・・・!!!?????
「ユア!!!!!!!」
視界に映るノディア。
「・・・・ノディア・・・・」
何故。
「こいつを殺すぞ。」
首筋に剣の先がつく。
「・・・!!??」
・・・ノディア・・・の迷惑になってる。
・・・・ノディア。
「・・・アリル、貴様卑怯だ!!!」
「卑怯もないだろう」
クククと笑うアリル。
何とかしなきゃ・・・・。
アリルのユアを担ぐ腕の力が弱まる。
ノディアに気をとられていた。
・・・・。
ドン!!!!とユアはアリルの腹部を蹴った。
それと同時にユアの身体が床に落ちる。