愛姫
遠出
「・・・え?近隣国にお仕事?」
ベッドの中で淡い桃色のナイトドレスに身を包むユアが言う。
「そうだ」
ユアの髪に手を絡めるノディア。
「・・・何日くらい行ってしまうの?」
シュンと寂しそうに問い掛けるユア。
すると伸びた髪を書き上げるノディア。
そしてクスリと笑う。
ユアの身体を抱き寄せて唇をする。
「お前も連れていくさ」
「え?」
「友好国だ。それに国の王子とは昔からの友人だからな、ユアを見せろと煩い」
話しては話しては唇が落ちてくる。
「私が行っていいの?」
「嫌か?」
ユアは首を振る。
「むしろ嬉しい。ノディアといられるんだから。」
「ユアは近くにおかないと心配だ」
こうしてノディアと共に行くことになった。
・・・・・・
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「綺麗な街!」
数日後ノディアとユアは目的地にいた。
「あまり身を乗り出すな、落ちるぞ」
「でもノディア、本当に綺麗!」