愛姫
「い、射止めた・・・何て。」
アリィーはキラキラと瞳を輝かせる。
「昔はよくコロコロと変わる愛人とも言えないような女性を連れていたけれど、表情ひとつなかったわ」
クスクスとアリィーが面白そうに笑う。
確かに会った最初はそうだったような気がする・・・。
「そのノディアがたった一人選んだ女性で変わった何て聞いたら気になるわよ〜」
「私は何も・・・・」
「あのノディアがこんな謙虚なタイプが好きだったなんてね。グラマラスでもないしね」
ユアはグラマラスな体型とは無縁のような身体だ。
「私も何で私なのかよくわかりません。ただ面白い、とは会った頃に言われました。」
アリィーはガシッ!と手を掴んだ。
「聞きたいわ!!今日はわたくしのお部屋にお泊りになって!!」
サラよりも強烈だ。
ユアは断り切れずに返事をすると、早速と部屋に連れていかれた。
部屋は天井に花がたくさん描かれている豪華な部屋だった。
キラキラと輝くものばかりあった。
するとノリクがユアのドレスを引っ張る。
「あしょんで」