愛姫



ワイワイと食事を始める。




私はもちろん楽しいわけない。




「・・・・」




やっと長くて息苦しい食事が終わって部屋に帰れる。




・・・・。




「ノディア様にご寵愛されるのは誰かしら」




「あたしもノディア様にご寵愛されたいわ」




ご寵愛・・・・?




なんのこと?




次の日の朝は部屋の外から聞こえる姫候補たちの声で起きた。




誰かがご寵愛というものをうけたらしい。




ポケ-としていたらアロが入ってきた。




「ユア様、おはようございます」




「おはよう・・・」




「・・・」




アロは何も言わずに私を見た。




・・・・な・・・何・・・・。



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