愛姫



・・・
・・




「・・・ん」




瞳を開けてみるとまだノディアは眠ってた。




「・・・・」




気の抜けた寝顔が可愛い。




少し嬉しくなってユアはノディアにさらにくっついた。




緩く抱きしめられているから抜け出そうと思えば抜け出せるが、ノディアは怒るだろう。




それにユアも抜け出す理由がなかった。




その時、抱きしめていたノディアの腕がユアをきつく抱きしめた。




「ノディア・・・?」




上を向くと眠たそうにするノディアが見えた。




・・・可愛い・・・。




「・・・ユア・・・」




眠たそうな声。




「はい。おはようございます」




にっこりと笑って挨拶をした。




ノディアが起き上がってユアを膝上に座らせた。




「?」




首を傾げるユア。




ノディアは妖艶に笑うと唇をユアの唇に重ねた。




「・・・んん・・・」



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