愛姫
「・・・だ、そうだ」
ノディアが妖艶に笑う。
「誰も邪魔はしないだろう。存分に愛でてやる」
「・・・」
誰も邪魔しないのは、ノディアが怒るからなんじゃ・・・・。
そう思ったが、ユアはノディアに抱き着く。
「なんだ、今日は素直だな」
「寂しかったから、私はあの世界じゃ一人だから・・・」
「・・・」
ノディアが寝室のドアを開ける。
「嫌なことも忘れさせてやろう。俺以外考えられないほどに」
ゆっくり唇が重なる。
「・・・ノディア・・・」
もうとっくに私はノディアしか考えられないよ・・・・。
そう思いながらユアは甘い刺激に落ちた。